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〈台湾文化編〉2006年3月
■■ 懐於情 ■■[旅人玄 in Taiwan]
台湾の伝統的な演劇といえば「歌仔戯」(ゴアヒー)と「布袋戯」(ポテヒー)です。
両方とも神様へ奉納するもので、よくお廟のまん前で華やかな図画と文字の飾り小屋を建てて演じられているの(露天芝居)を見ることができます。
台湾へ遊びに行ったら、ぜひ一度を見に行って、あの素直な台湾を感じてください。

■布袋戯(ポテヒー):
布袋戯(ポテヒー)=掌中戯
(手と指で人形を操るお芝居)
人形戯の一種で、台湾を代表する民俗芸能である。
19世紀初、中国福建から移民と共に、台湾に伝わって来た。そして、台湾人として独自の歩みを始める。
70年代にテレビ放送により空前のヒットを飛ばし、超人気を呼んだ。今の中生代台湾人にとって、子供頃の懐かしく思い出と共に存在しているのだろう。
近年、文化団体や専門家、学者、政府などの重視を少し受け、これからの成長を見守っていきたい。
華やかな色〜
黒白郎君
★台湾「布袋戯」には、現在「北の李家と南の黄家」いわゆる「北李南黄」の二大流派が存在する。
「北の李家」は李天禄氏(1910-1996)を祖とする流派であり、李天禄氏は、その半生が候孝賢監督の映画「戯夢人生」に描かれたほどで、台湾の伝統的布袋戯にとって欠くことのできない存在として尊敬されている。
「南の黄家」は「霹靂布袋戯」の生みの親・黄強華、文擇兄弟の祖父黄海岱氏(1901-)を祖とする一大流派なのだ。黄海岱氏は「剣侠戯」に古典文学、医学、占い、そして超常的なエッセンスなどを加えた「金光戯」系統の作品を発表し、演出に火薬や照明を使用するなど革新的な布袋戯を展開した。それは、古典的な布袋戯にあきたらなくなっていた観客を呼び戻し、台湾布袋戯界に新風を吹き込むこととなった。こうして黄海岱氏が主催する劇団「五州園」の名声は台湾全土に広がりになった。

■歌仔戯(ゴアヒー):
歌仔戯(ゴアヒー)
(台詞を歌に乗せて歌うお芝居)
台湾伝統的な歌戯。宜蘭を発祥地とする台湾の民俗芸能である。
台湾オペラと呼ばれることもある。
「歌仔(ゴア ) 」はという言葉に特定の意義が与えられ、当時の台湾伝統俗謡の一種(南語七言長唄)を指すようになった。「歌劇(ヒー)」とは(戯、台湾語で芝居の意味)。「歌仔」に「戯」を付け加えたものだ。
基本的に台湾語を用いて演じられる。最近、都会では劇場で演じられることが多い。テレビでも放送されている。
でも、あの昔台湾らしい庶民的な演劇を観る雰囲気を感じたいならば、足を伸ばして台湾の地方にいくと、見えるかもしれないよ!(^^)

■廟会電影〈露天電影〉:露天映画
廟会電影〈露天電影〉
神様へ奉納するもので、夜7時頃にお廟のまん前で映画を放映する。昔、映画に映される幕が透明感ある白い布から、放映するとき、表と裏の両面からどちらも見える。露天で放映するから、たまに放映機の前に撮通った人の人影も映されている(^^:)。
正式の映画を放映する前にだいたい約10分間の「扮仙(台湾民間の習俗である。劇を上演する前に住民や信者のため、神仏に祈願すること。)」の映像を放映する。
地元の住民たちは家にある椅子を持って見にいく人も多くいる。お廟の周りに屋台もいろいろ台湾式のつまみを売ってある。
昔、映画館の普及してない時代に廟会露天映画をやると、台湾の子供はかなり嬉しくて大好きだったが、、
今の時代って、人気あまりない。それよりも家のテレビゲーム、、、。ちょっと少し悲しい〜。
夜の廟会

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