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【冒険】
独／Abenteuer, Wagnis 仏／aventure, hasard 英／adventure
冒険とは語義的には危険を冒すことであるが、そこには確実な現在を不確実な未来にゆだねることが意味されており、したがって偶然、期待、賭、不安、決断などの要素が介入してくるが。それは単なる無謀な行為ではなく、特定の目的をあります。それは賭博のように功利的なものに限定されず、むしろ人間の本性に属するやむにやまれぬ未知、不測なものに対する知識欲、探求欲、征服欲に根ざしたものである。また冒険は一定の思慮分別を前提するが、他方ではむしろ思慮分別の限界において決断、敢行することを本質とする概念である。
冒険は人類の進歩、人間の自己超出のために不可欠な実践的な契機である。
人間が自分のつくった限界を一歩前に越え、その未知な無限の可能性を見付けることから、次への挑戦の基の経験となり、そして進化する、、、、。
もしかしたら、俺は人生にある偶然性を無抵抗で受け入れたいかもしれないね。
しかもその不確実な情況の中から「興奮感」「可能性」「パワー」「無限」を感じる。
理性の真理は必然的で、その反対が不可能的であり、
事実の真理は偶然的で、その反対が可能的である。
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【自覚】
英／self-consciousness 独／Selbstbe-wusstsein
哲学の意味をもっていわれるときは人間がものを知るとき、自己のいだく知識内容の真実性に関し、あるいは自己が真実と思って語り行なうことに関し、はたして真実か否かという真理性、誠実性との関係において、自己を反省することを謂う。哲学すること、知を真に愛することは、この意味におげる自覚にほかならないとして、深く魂の真実性、誠実性を掘り下げた人がソクラテス(Socrates 469~399 B.C.,)であり、自覚の哲学的意味はかれをもってはじまるとされている。「汝自らを知れ」という、かれに冠せられる言葉は、以上の意味で、自己の知識に誤ってふくまれている虚偽をあますところなく注意し、反省することを意味したもの、すなわち自覚とはこれである。かかる自覚を出発点とした哲学者の中に、ルネ・デカルト(Descartes 1596~1650)をあげることができる。デカルトはこれを、自分が子供のときから真と信じていたもろもろの偏見（無批判に受け入れてきた先入観）に対し、反省的に疑いの目を差し向け、真に確実なものを認める方法としたのである。さらにカントの哲学において、自覚は人間のもつ認識能力の限界に関する自覚とされた。
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【禅】心の昇華、
《菩提本無樹、明鏡亦非台、本来無一物、何処惹塵埃。》・慧能
「菩提本樹に非ず、明鏡亦台に非ず、本来無一物、何れの処にか塵埃を惹かん」
《身為菩提樹、心如明鏡台、時々勤払拭、莫使惹塵埃。》・神秀
「身は是れ菩提樹、心は是れ明鏡台の如し、時時に勤めて払拭せよ、塵埃を惹かしむること莫れ」
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【時間芸術】独／Zeitkunst 【空間芸術】独／Raumkunst
時間芸術は時間によって表現される芸術をいう。空間芸術は空間によって表現される芸術という。芸術様式を時間芸術と空間芸術とにわけることは、近代の美学においてしばしば行なわれ、普通には絵画、彫刻、建築などが空間芸術とされるのに対し、音楽、詩歌などは時間芸術と呼ばれ、演劇など総合芸術と言われる。ロマン主義と古典主義、あるいはロマン主義と写実主義との対立を、時間芸術と空間芸術とにあてはめることもある。芸術が本質的に人間の奥深い生命的なものを表現すべきであるとすれば、このような時間的芸術の性格は、じつはあらゆる様式の芸術に、いわゆる空間芸術にも重要な因子となっていなくてはならないことになる。
ところで、「美」・「芸術」を追求する人生は？（＾＾）
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【知行合一】
知行合一論は道徳的な実践強調論とのみ考えられやすいが、心理的な事実として「知」と「行」は本来的に合一しているとまず説かれている。すなわち寒いということ理論から知るのではなく、寒さを体験すること。行によって真に知られるわけで、知・行を分離することはできないとされる。
真の知はかならず行を前提とするともいわれ、知識としての知を超えている。心即ち理の説にみられるように、「理」または良知はすでに心うちに存在するので、外界よりの知識の獲得を要せず、「行」は良知の実現としてのみ把握される。ここに知行合一論は単なる実践強調論を超えて深い哲学的論理をもった学説となる。
［知行合一］と［言行合一］〈知・行・言〉の合一なら、人間がもっと綺麗になるだろう。
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