・台湾伝統建築/文化資料(漢民族系):
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【彩飾】
彩飾(色彩の使い)は陰陽五行説により、[紅色系:朱〈あけ・しゅ〉/緋〈あけ・ひ〉/★(月因)臙脂〈えんじ〉など]が最も多い。[藍色系:青〈あお〉/緑〈みどり〉など]。[金/銀]。 |
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【正身】(正堂)
建築群の中心地(正面)にある建物である。正身の両側から90度建っている建物は護龍と呼ばれる。全ての建物の高さは正身より低い。
【廳堂】(または:廳・正廳・公廳・祖廳・大廳など)
正身の真ん中に神様、先祖を祭るとお客さんを接待する場所である。
大廳の両側の部屋はあの一族に家長の寝室である。
(廳の日本語漢字:疔・廰) |
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【筒子】
梁(はり)の上から屋根を支えるもの。地面まで支えってない。
様式、形により多く名前を使用されている。
方筒、瓜柱、瓜筒、木瓜筒、金瓜筒、、など。
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【吊筒】(垂蓮柱・垂花)
建築物の構造と装飾、両方の役を持つ。
蓮花や白菜などイメージにする模様を美しく刻んである。
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【馬鼻】
窓の上、縦に作れてた木材の表面から外部に出っぱった部分。
木材の両側は斜めの面になっている。それは、光が入り易いための設計だ。
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【斗】
斗は肘木を十字型に組み。形は昔の米を計る器(斗)と似ているので、その名を使われている。
方形の斗は方斗と言う、丸の斗は円斗と言う。形が多様なので、名もいろいろある。
【升】
升は肘木を一字型に組み。小斗(しょうと・こます)
【 (木共)きょう】
「斗」、「升」を支える木材部分。支える場所、位置と形が多様なので、名称も多い。
例:正しきょう、副きょう、関刀きょう、、、
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【亭仔脚】(ディアカー)
強い日差しを防ぐと雨をしのぐため、家の前に屋根付きのスペースの名。南国の建築文化と知恵だ。また並べている複数の建物が共同で家の前に亭仔脚(アーケード)を繋がると通路空間を形成する。 |
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◆家具:
【上卓】(中案卓、頂卓、案卓、案頂卓)
廳堂の真正面に置いてある。上卓の上に五具足(燭台2、花瓶2、香炉1)ある。
【下卓】(四角卓、八仙卓)
中案卓の前に配された正方形のテーブル。年中行事で供え物が置かれて使用されてる。昔から道教の八仙(はっせん)にお供えを置くため、よく八仙卓と言われる。
宴会とき二人用の長い椅子が四つまで使える、
【太師椅】
中国の古く時代から伝承してきた正式の椅子である。だいたい廳堂に置いてある。
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◆飾り:
【門聯】(対聯、柱聯)
聯とは対句のことで,中国では赤い紙に時節にふさわしい佳句を書いて門や柱に貼ったもの。門聯は対になっているので、対聯とも呼ばれる。最も見えるのは七言聯でついで五言聯、四言聯。聯の文句は上下に分けられ、上下の文字数は等しく対語になっていて、韻律を整えている必要がある。
例:(上聯、下聯)
〈論陰陽不論是非、辨五行不辨対錯。〉
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◆生活用品:
【簑衣】
昔時代の雨具である。台湾のレインコート。台湾語では「ヅァスイ」。簑(みの)。
茅(かや)・菅(すげ)などの茎や葉、また、わらなどを編んで作った雨具。肩からかけて身に着ける。
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