■宇宙人だ!

日本においては、自分は外国人の立場であるから多分日本人よりも
自分と同じように外国から来た人々と出会うチャンスが多い。
同じ夢を持って日本にやって来た、国籍の違ういろいろな人々と沢山出会って、
沢山話をして、勉強して、本当に僕にとって一番楽しく、幸せなことだった。
人間の作った世界地図を見ると、あちこち違う色彩で大地に色を塗り、国境を分けている。
現実に我々の大地に色があるか?その色は人間の心にある。その色は自分を守る、
そして自分と他人を区別する心の壁だと思う。まるで万里の長城のようだ。
万里の長城は人間の創造した偉い作品だが、視点を変えて見るとまた醜いものだ。
そして最小の単位に縮小されたそれは、他人への防備、差別…であると私には感じられる。
個人対個人、民族対民族、国対国、
そしてこのような環境に育った我々が最後に防ぐ相手は己なのだ。
これこそ、ソーシャル・テンションの元ではないのか?
言葉がうまく喋れるだけではない、「まず心有り」。これが一番大事なのではないだろうか。
他人への関心と愛、理解と尊重の意味が分かってきた。
自分の持つものを捨てるのではない、自分の良い所、悪い所がすっきりと見えるようになり、
それによって自分の持っているものがもっと大切に感じられるようになる。
自分の持つものにある程度のしっかりとした自信と認知があれば…
心の中に万里の長城は必要無いのではないか?その時心に存在するものは万里の友情なのだ。
友よ、心の貧しかった僕はあなた方のおかげで成長した。
心豊かな僕になって、さらに自分のことを深く理解することができた。